水中ロボットによる配水池内部調査・清掃で、より安全な水道水の供給をお手伝いし、またカーボン・オフセットの実施により地球温暖化防止に貢献しています。

一般社団法人日本水中ロボット調査清掃協会

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自治体の皆様へ

会長田中芳章

本協会は平成27年4月に一般社団法人としてリニューアル発足し8年が経過しました。この間に本協会の事業活動とともに配水池水中ロボット清掃の認知度が水道事業体に年々高まってきていると実感しています。これは平成28年3月に日本水道協会より10年ぶりに改訂された水道界のバイブルとも言うべき「水道維持管理指針2016」に本協会と本工法が掲載されたことからにも表れています。

同様に、平成30年12月には、日本水道協会より改訂発刊された「水道施設維持管理等業務委託積算要領案(管路等維持管理業務編)」に「水中ロボットによる配水池の不断水工法」の積算要領が初めて掲載されました。

平成30年度に本協会が発刊した「水中ロボット清掃技術指針2018」はすでに5年が経過し水道界を取り巻く社会環境の変化や新技術に対応する必要性から全面改訂に着手し、令和4年6月に第1回改訂委員会を開催し、その後5回の改訂委員会と2回のワーキンググループを経て令和5年6月に「水中ロボット清掃技術指針2023」を発刊することができました。

この「水中ロボット清掃技術指針2023」は、本協会の「技術講習会」で使用する教本として重要な役割を担うことに加え、具体的には水道事業体への営業時や現場施工時に活用していきます。また併せて新たに全国の水道事業体向けの普及啓発用技術資料として積極的に利用していきたいと考えております。

水中ロボット清掃技術指針2023

技術指針2023

また、令和3年12月3日に国土交通省、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、防衛省の7省によるインフラメンテナンス分野の優れた取組や技術開発を表彰する第5回インフラメンテナンス大賞の受賞者がプレス発表されました。247件の応募があった中から有識者による選考委員会(委員長 三木 千尋 東京都市大学学長)の審査を経て、本協会の「水中ロボットによる配水池の不断水工法での調査及び清掃」が、第5回インフラメンテナンス大賞厚生労働大臣賞を受賞しました。

第5回インフラメンテナンス大賞厚生労働大臣賞を受賞

第5回インフラメンテナンス大賞
厚生労働大臣賞を受賞(PDF)

さらに、令和3年5月から募集していました厚生労働省と水道技術研究センターの連携による水道施設の維持・修繕に役に立つ「新技術活用の事例集」(Aqua-LIST)につきましても本協会が応募していました「型式認定水中ロボットによる水道施設の調査・清掃工法」が、水道技術研究センターの審査会で認められ、水道技術センターのHP上の「Aqua-LIST」(新技術・事例集)に令和4年1月に掲載されました。

Aqua-LIST

Aqua-LIST

リモートで操作する水中ロボット工法は、人と水道水が直接接触することがないため新型コロナウイルスなど感染症の影響を受けません。今後も住民生活の安全安心に直結する水道事業の重要性を再認識し、安全性と衛生面に留意して事業に取り組んでまいります。

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