水中ロボットによる配水池内部調査・清掃で、より安全な水道水の供給をお手伝いし、またカーボン・オフセットの実施により地球温暖化防止に貢献しています。

一般社団法人日本水中ロボット調査清掃協会

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自治体の方へ

会長田中芳章

当協会は平成13年に日本上水道配水池ロボット清掃協会として発足し、27年に「(一社)日本水中ロボット調査清掃協会」として設立し現在に至っています。現在の会員企業は37社、年間約500か所の配水池清掃を実施しています。配水池という、住民に直接飲用水を供給する施設での作業であることから、その安全性、衛生性を確保するために毎年技術講習会を行っています。また平成25年からは水中ロボット清掃技術指針を策定、それを元に年一回の水中ロボット清掃施工管理技士の検定試験を実施し、現在までに約200人の1級水中ロボット清掃施工管理技士が誕生しています。

ハンドブックは、約30年のわれわれの歴史の集大成と位置付けています。何よりも大きいのは、発注者側と施工者側がこのハンドブックを見ながら双方で確認し、安全な作業ができることだと考えています。これまでは発注者はどういう清掃をするのかが分からなかったし、われわれもしっかりとした方法が確立していたとは言えない部分がありましたから、施工側、管理側双方にとって朗報だと思います。

これからはこのハンドブックに基づいて発注してほしいし、われわれはこれに基づいて点検・清掃を行いたいと思います。

当協会は社団法人以前時代を含めると18年たっていますが、いまだ会員企業の施工不良等による事故の発生はありません。今回作成した「水中ロボット調査清掃ハンドブック2019」は、実際に現場で施工するための確認事項、作業手順、トラブル時の対応事例、消毒方法等を掲載し、事故を起こさず、安全な作業を行うための技術のエキスを集めました。業務内容はもちろん、報告書等の様式も入っていますから、点検・清掃後は報告書としてそのまま活用することもできます。

もう一つのトピックスは、水中ロボットに関して型式認定を行ったことです。配水池で使うロボットに関して安全性の認定をしたのはおそらく世界で初めてではないでしょうか。

日水協の委託試験所で水道用資機材の浸出試験方法(JWWAZ108:2016)浸出基準51項目について安全、性能および浸出試験を行い、水中ロボットからはもちろん、ケーブルやホースからも基準値以上の物質が出ないかどうかを調べ、その基準をクリアーしています。各自治体からはこれまでにも「水中ロボットは配水池に入れても安全か」という問い合わせが寄せられていましたが、これによりお墨付きが得られたと考えています。

なお、型式認定委員会はわれわれの協会だけではなく、委員長に伊藤禎彦京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻教授、副委員長に長岡裕東京都市大学工学部教授、川北和徳日本水道協会名誉会員の学識経験者や第三者の立場からに入っていただき、公正な立場でご確認いただきました。

止水して行う水抜き清掃は人力で隅まで清掃できますが、放流に関する事前届け出や排水時の河川監視、内部清掃や消毒など、多大な時間と労力を要します。何より配水池を空にするリスクが生じますので、一池だけの場合は地震が起こったらどうするのかなどの課題があります。

さまざまな技術革新が行われているわけですから、清掃の方法についてはいま一度見直す必要があるのではないかと思います。

改正水道法により、民間委託が進むことが考えられますが、適切な資産の管理という観点に立てば、きちんとしたルール化を進めていかなければならないでしょう。例えば点検は1年に一回、清掃は5年に一回など、法に基づき、きちんとしたルール作りが必要であると考えます。配水池の中には砂、送水管の茶褐色の鉄さび、フロックや錆こぶ、泥などがどうしても溜まってしまいます。

そういった意味ではこのハンドブックの普及・啓発を行いたいと考えております。

日本水道協会の全国研究発表会でも発表しますが、これがまず大きいと思います。一方でロボット協会の会員の質のレベルアップも欠かせません。技術試験や講習会などを通じて施工する技術者の質も高めています。

水道は人の口に入るものですから、経済よりもまずは安全性を優先してほしいと思いますし、ロボットによる清掃は記録として常に画像を残していますから、安全性を確認、確保できます。お声がけいただければ説明やデモンストレーションに伺いますので、検討していただければと考えています。

今年度から眞柄泰基給水工事技術振興財団理事長に最高顧問に就任いただきました。伊藤先生や長岡先生、川北先生と合わせ、第三者である学識経験者の協力も得ながら協会を運営していきたいと思います。ロボットを作るメーカー、ロボットを使う企業、そして配水池の点検・清掃に取り組む事業体が一体となって安全な配水池の構築に向けて進んでいけたらと思います。

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