水中ロボットによる配水池内部調査・清掃で、より安全な水道水の供給をお手伝いし、またカーボン・オフセットの実施により地球温暖化防止に貢献しています。

一般社団法人日本水中ロボット調査清掃協会

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水中ロボットによる調査清掃とは

水中ロボットは配水池の内部状態を調査し底面の清掃が出来ます

水中ロボットの特徴

  • 「水中ロボット清掃施工管理技士」資格者による安心した施工を行います。
  • 新たに水中ロボットの安全性と衛生性を担保する認定制度を制定しました。(詳細はここをクリックするとご覧になれます
  • 設立19年で約500自治体、16,000池を超える実績があります。
  • 「水道施設の点検を含む維持・修繕の実施に関するガイドライン」(厚労省 令和元年9月作成)で配水池等の内部点検は水中ロボットを利用して調査・清掃することが推奨されました。
  • 水中ロボット工法は人と水道水が直接接触することがないため、新型コロナウィルスについても影響を受けません。

 

水中ロボットによる配水池底面の清掃前後の様子 外から見えない配水池の内部は時間の経過ともに沈澱物が溜まってしまうため、定期的な清掃作業が必要です。
いままでは水槽内の劣化状態の調査や堆積物の清掃は水を抜いて手作業で行うか潜水士が配水池に潜り清掃していたため、衛生面やコストの面でさまざまな問題がありました。

配水池調査清掃方法の問題点

清掃方法 水抜き清掃 潜水士による調査清掃
水抜き清掃の様子 潜水士による調査清掃の様子
問題点
  • 断水が必要となる(1層式の場合)
  • 減水および貯水に手間がかかる(時間・コスト)
  • 人の踏圧により、底面の防水塗装を損傷される
  • 人が入る為、衛生的な不安と酸欠及び滑落の恐れがある
  • 堆積物を巻き上げる可能性がある
  • 人が潜る為、衛生的な不安がある
  • 潜水作業の為、事故の危険性は否めない

このように断水や水の入れ替え、安全性、経済性を考えて開発されたのが、『水中ロボット』です。

水中ロボットの仕様

型式認定水中ロボット CUV-40
広和株式会社製

型式認定ロボット CUV-40 広和株式会社製
本体 仕様
外形寸法 幅400mm×長さ620mm×高さ335mm
重量 約18㎏
走行速度 最大約100cm/秒(無負荷時)
駆動方式 クローラ
吸込幅 400mm
清掃能力 144m2/h (平均速度 10cm/秒の場合)
耐水深 40m
ケーブル長 標準50m、オプションで100m
電源 AC 100V

型式認定水中ロボット クリアA-1
株式会社アークエンジニアリング製

型式認定ロボット クリアA-1 株式会社アークエンジニアリング製
本体 仕様
外形寸法 幅370mm×長さ510mm×高さ320mm
重量 10㎏(ウェイト搭載時:約14㎏)
走行速度 最大 27cm/秒 (気中での実測値)
駆動方式 クローラ
吸込幅 370mm
清掃能力 133m2/h (平均速度 10cm/秒の場合)
耐水深 50m
ケーブル長 標準50m
電源 AC 100V

ザリガニくん

ザリガニくん
本体 仕様
外形寸法 (標準:車底高さ約2.8cm) 幅422mm×高さ370mm×長さ486mm(ブレード無し)
重量 (標準時) 気中:20kg
走行速度 ※50m時 MAX. 10.5cm/秒
駆動方式 左右独立ゴムクローラによる (モータ駆動)
吸込幅 400mm
清掃能力 20m2/時~100m2/時
耐水深 15m
ケーブル長 最大50m
電源 100V

ロボット清掃の仕組み

  • ロボットは配水池内部へ、口径φ600mmのマンホール部から投入することができます。
  • ロボットは電動式(オイルレス仕様)で、消毒してから投入しますので、配水池内の水質を汚染することはありません。
  • ロボットには水中用CCDカメラが搭載されており、配水池の壁面・底面・付帯設備の劣化状況等の調査、及び底面のフロッグ等の堆積状況を、池外部のモニターにて観察し、録画データとして記録することができます。
  • ロボットはモニターで確認しながら、底面部の適切な位置へ誘導させるため確実な清掃作業が可能です。また、沈殿物の堆積量にあわせて、特殊な吸込み口から巻き上げることなく、最適な走行速度で操作いたします。

「水道維持管理指針 2016」の8編 送・配水施設に水中ロボットが掲載されました。

 配水池の内部には、水あかが付着したり沈殿物が堆積したりすることがあるので、定期的に清掃点検を実施する。なお、実施に当たっては作業を迅速に行うために清掃計画を策定する。また、清掃点検を干池して実施することが困難な場合の事例として水中ロボット清掃イメージ図がP.437に掲載されました。

水中ロボット清掃イメージ図

水中ロボット清掃イメージ図 ロボット制御装置・配水池・水中ロボット・排水処理など

図-8.3.3 水中ロボット清掃イメージ図(配水池)
(一般社団法人 日本水中ロボット調査清掃協会)
水道維持管理指針 2016 P.437に記載

よくある質問

実績は?
19年の実績があります。(平成13年に協会設立)
一般社団法人日本水中ロボット調査清掃協会に加盟している全国の会員と綿密に情報交換を行い、確かな作業を行う為の技術者の研修、育成にも力を入れています。
ロボットで完全に清掃できる?
極めて細かい個所、ピット部や壁面の清掃などはできません。
大きな清掃負担を軽減する為にも、ロボットによるこまめな点検、清掃を推奨いたします。これにより配水施設の安全、安心を長く維持できます。
作業量、工期はどの程度?
配水池の状況、大きさによりますが、
30~60m2程度一日の清掃が目安となります。
その他、前工程、後工程にも日数が必要ですが、別途お問い合わせ下さい。

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